100年前のユニセックス、このカルティエはやはり "エントリープライス"
1977年に発売された「タンク」コレクションのエントリーモデル「タンク マスト」が今年も登場します。 新型「タンク MUST」は、カルティエのタンクコレクションの新しいエントリーウォッチとして、現在のエントリーモデルである「タンク SOLO」に順次置き換わっていく予定で、まだ公開価格は発表されていませんが、これまでのタンク SOLOの価格帯に従って、小型クオーツモデルから特大メカニカルモデルまでが揃います。
カルティエの新作「タンク マスト」、写真はカラー文字盤のラージユニセックスバージョンです。
タンクはカルティエの最も有名なコレクションのひとつで、1917年の誕生から今日まで100年以上の歴史があります。 この間、非常に多くの機種が発売されました。 ベテランの方ならご存知でしょうが、カルティエの戦車には面白い名前がついていて、アメリカ戦車、イギリス戦車、フランス戦車など、国の名前が多い（歴史的には1922年発売の中国も）、さらにLOUISタンク、MCタンク、SOLOタンクなど、迷うほど多くのモデルが発売されているのです。
写真の新作「カルティエ タンク マスト」は、男性が着用する通常のプレートを装着した、ユニセックスの大型モデルです。
そこで、まずは皆さんが見分けられるように、発売されている主な戦車のモデルを簡単に整理してみます。 カルティエのタンクは通常、スモール、ラージ、エクストララージのサイズがあります。 スモールはレディースウォッチ、ラージはユニセックスウォッチ、エクストララージはメンズウォッチです（男性用価格からスタート。）
Tank LOUIS（セール中）
制作年：1922年、97,000メートルからスタート。
タンクLOUISは、今回発売されるタンクの中で、タンクの「祖父」であるヴィンテージバージョンに最も近いため、カルティエのコレクションの中でも非常に重要な位置づけにある。 販売するLOUISタンクはすべてスチール製ではなくゴールド製で、そのため高い価格から販売されています。 ラージメンズには、手巻きムーブメント8971MCを採用しました。 つまり、ジャガー・ルクルト製ムーブメント「846」のカルティエバージョンで、こちらも角型でありながら高品質なムーブメントを搭載しています。
Cartier Tank LOUIS, 共にゴールド、ラージサイズとエクストララージサイズを展示。
タンク・アメリケーヌ、アメリカン・タンク（発売中）
制作年：1989年、公開価格：45,200円から
タンク アメリケーヌ」は、カルティエのタンクの中でも細長い形をしています。 ケースは細長く、ある種のカーブを描いています。 ケース側面は、「オリジネーター」タンクの丸みを帯びたキャラクターを踏襲しています。 女性用の小型モデルにはクオーツムーブメント、男性用の大型モデルには自動巻きムーブメントが搭載されています。
カルティエ アメリカンタンク、こちらは男性用スチール＆ゴールドケース。
Tank Francaise、フランス製タンク（セール中）
制作年：1996年、一般価格：54,500円から
カルティエの「タンク」をモダンでスポーティにした「フレンチタンク」は、ウォッチヘッドとメタルブレスレットの一体型デザインを用いて、直線的で角張ったケースで見ることができます。 現在販売中のフランス戦車は、主に女性用の時計です。 大きい方は、自動巻きムーブメントを搭載したインターロッキング・ゴールド・モデルです。
カルティエ フレンチタンク
タンクMC（販売中）
制作年：2013年 53,000円から
タンクのメインとなる男性用モデルで自社製ムーブメントの「タンクMC」も、タンクの中では比較的新しい部類に入ります。 また、タンクの中では比較的新しい部類に入る。 かつて中国でアンディ・ラウが推奨していたことから、通称「アンディ・ラウモデル」と呼ばれる。 カルティエの主力自社製ムーブメントである自動巻きムーブメント1904MCを搭載しています。 小三針とカレンダーはすべて男性モデルで、女性モデルはありません。
カルティエのメイン自社製キャリバー1904MCを使用したメンズ専用モデル「タンクMC」。
タンクSOLO（セール中）
26,700メートルから
タンク SOLOは、カルティエ・タンクの中でも断トツのエントリーモデルです。 Tank LOUISから進化したTank SOLOの形状は、Tank LOUISのケースフロントの丸みを抑え、フラットなケースフロントを採用しています。 メンズウォッチ「Tank SOLO oversized」は自動巻き、レディースウォッチはクオーツムーブメントを搭載しています。 日常的な視点から見ると、Tank SOLOは非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
写真の「カルティエ タンク SOLO」は、オーバーサイズのスチールとラージゴールドの2種類。
また、カルティエは2012年に「タンク・アングレーズ・ブリティッシュタンク」を発売し、現在は製造中止となっているが、二次流通市場ではまだ流通している。
カルティエの新作「タンクMUST」、どんな時計なんだろう？
カルティエが初めて「タンク・マスト」を発表したのは1977年。「タンク・マスト」以前は、カルティエの時計はすべてカラットゴールドかプラチナのゴールドウォッチだった。 タンク マスト」は、シルバーのケースに金メッキを施した、カルティエ初の「非貴金属」腕時計である。 なぜそうなのでしょうか。
歴史的なヴィンテージウォッチ「カルティエ タンク MUST
というのも、1970年代、スイス時計は日本製クオーツ時計の影響（クオーツ・クライシス）で生死の境をさまよっていたのだ。 金やプラチナの腕時計の売れ行きが激減した。 そこでカルティエは流れを変えるべく、シルバーケース（金メッキ）にクォーツムーブメントを搭載した「タンク MUST」、LOUIS「オリジナル」のタンクケースを模した、赤、青、黒のカラー文字盤（通常の文字盤もあり）の歴史的モデル「タンク MUST」を発表しました。 ブランドロゴは、文字盤の上にMustdeCartier、文字盤の下にCartierの「ダブルC」ロゴがあります。 カルティエの「クォーツ・クライシス」を克服するために誕生した「カルティエ タンク MUST」。
ヒストリックなヴィンテージ・カルティエ・タンクMUSTは、通常の文字盤もあります。 また、ゴールドメッキを着用し、ゴールドメッキの下にシルバーのケースが見える。
2021年の新作、タンクコレクションの新世代エントリーモデル「タンクMUST」は、タンクLOUISの「原点」であるケース形状を引き続き採用しています。 タンクLOUISはゴールドウォッチであり、スチールウォッチではないため、タンクMUSTはタンクLOUISのスチールケース版と見ることができる。
新製品の2021 Tank MUSTは、左から特大サイズ、大サイズ、小サイズがあります。 エクストララージは、男性向けの機械式時計です。
メンズモデルのメインは、スチール製ケースに41mmサイズ（41x31mmという特大サイズ）の機械式時計です。 文字盤はカルティエの定番であるローマ文字に、オービタルスケールを採用。 41mmのメンズモデルで、40時間駆動の自動巻きムーブメント「カルティエ1847MC」を搭載しています。このムーブメントは、リシュモン・グループのブランドと共通で、ヴァンガードやパネライなどのブランドにも提供されています。 現行のエントリーモデル「Tank SOLO」に比べ、「Tank MUST」はオーソドックスな外観で、「原点」を忠実に再現しています。
2021年の新型「Tank MUST」、写真はクオーツムーブメント搭載。
新型「Tank MUST」は、オーバーサイズの41mmメンズモデルを除き、ラージユニセックスモデルが33.7×25.5mm、スモールレディースモデルが29.5×22mmと全サイズで展開されています。 ユニセックスのラージモデルとレディースのスモールモデルには、いずれもクオーツムーブメントを採用しています。 見分け方は、文字盤の針を見ることで、3本針は機械式時計、2本針はクオーツ式時計です。
カルティエの新作「タンク マスト」、大型カラープレートバージョンです。
ユニセックスモデルの大型モデルのひとつで、歴史的なカラーダイヤルを復元し、グリーン、ブルー、レッドのディスクを採用し、現在の美意識に合うように調整されています。 文字盤は相変わらず2針のみですが、ブランドロゴは「MustdeCartier」のロゴから「Cartier English」に変更され、文字盤下部、6時位置には「Swiss Made English」、ヴィンテージの「ダブルC」ロゴは削除されました。 カラーの文字盤に、カラーのストラップがとてもオシャレです。 クォーツムーブメントでありながら、本当に美しく、男女を問わず、毎日の通勤に使える、とても手頃な価格の時計です。
カルティエ タンク MUST、男性にも女性にも。
このカルティエのようなエントリークオーツモデル、小型のレディースウォッチや大型のユニセックスウォッチなど、妻や彼女へのプレゼントには特に適しています。 カルティエのブランドは大きくて認知度が高いし、クオーツモデルは高価ではないし、女の子は知っているし、身につけやすい。 現在のニュースでは、新しいTank MUSTは今年の後半に発売されるはずです。